こちら豊島区池袋雑食課

ラーメンサラダにみる北海道民気質

「北の零年」という映画が全国で公開されている。明治期の北海道開拓民の物語だ。

開拓民ってのは、誤解を恐れずに言えば、当時の明治新政府の官と、貧乏な藩と、野心的な民とがゴチャ混ぜで必死こいてた集団だった。
よく、北海道民の気質はよくおおらかだの、あったかいだのと言われているが、むしろ当時から言えば、山師気質であてずっぽう、やけっぱちのなしくずし。いわばヤケクソの果ての「もうさ、どんでもいんでないかい」がその由来発祥なんじゃないかとさえ思えてくる。いいかげんなんだけど、小ずるい所も多分にあるというのが現地の実感だ。

ところで、東京に来て間もなくの話だが、当時のおれがちょっと驚いたのは居酒屋に「ラーメンサラダ」がない事だった。
おれの出身である北海道にも、つぼ八だとか和民だとか村さ来だとかは一応あって、その中のメニューにも大抵あったのがラーメンサラダだ。


居酒屋の定番メニューといって咄嗟に思いつくのは、タコワサ、ナンコツ揚げ、コーンバターといったところか。こういうのは大抵のお店にはあるわけだが、でもしかしラーメンサラダだけがなかった。どこのお店にも無い。いや、おれも別に無類のラーメンサラダ好きだとかじゃないんだけど、なんか心理的しこりが残ったわけだな。
そうだな、例えて言うならある県に入った瞬間、何故かどこのコンビニにも「ツナおにぎり」だけが売ってないとか、そんな微妙さ具合。あぁ、言われてみればそうかもね。別に良いけど…、でもなんで?という心境。

あと、マルちゃんの「焼きそば弁当」がない事にも驚いた。
何の事か分らない人のタメに説明すると、そういう名前のカップやきそばが北海道では"当たり前のように"売っている。ただ、中身や作り方ってのはペヤングあたりとほぼ同一。まあ味も似たり寄ったり。
で、そのかわり「粉末中華スープ」というのが付いている。器がないから、まぁ湯飲みだの、マグカップに入れてねって事なんだろう。で、お湯を入れるんではなく、ゆで汁、つまり湯切りの時のお湯を入れる。実に合理的でクリーンな資源の有効活用。単純に言えばみみっちぃんだが。こういうスタイルのカップ焼きそばが普通だと思っていたおれには、「どうやら北海道でしか売ってないらしい」事は軽い衝撃だったわけだ。えっ勿体無いじゃん、くらいに思ってたわけでね。

しかし、また何ゆえこうもジャンクフード的なものばかり差異が出ているのだろうか。

関東と関西でどん兵衛の味付けが違うだとか、そういうレベルのものではない。
例えば仙台の牛タン、名古屋のミソカツみたいな、地元郷里の代名詞的もの、というわけでもない。
文化の違いというのは分るとして、じゃあ一体文化の何の差なのか。気質か、好みか、気候風土か。地元ながらにして全く謎だったのだが、冒頭の「どんでもいんでないかい」を当てはめると、意外に結構ピッタリはまるような気がした。

「そんな食べ方聞いた事無い」「下品だ」という感覚が無く、「なんも、やってみればいいっしょ、ほれうまいべさ」という気質か。ラーメンサラダと焼きそば弁当の中華スープには共通しそうな気がする。考えてみれば味噌ラーメンもそんな感じで生まれたらしいし。(客が試しに豚汁に麺を入れたらうまかった、みたいな話だった)
壁だとかタブーへ踏み込むに抵抗が無い、遠慮は無いけどソフトタッチ、そんなところかしら。

といってたら腹が減った。今夜はラーメンサラダつくろう。
[PR]



by gesotoku | 2005-02-04 11:02 | 雑談・愚痴

池袋界隈を裏からうろつきまわるブログ。雑談も多め。
by gesotoku
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

検索

最新のトラックバック

幻のらーめんを求めて!?
from いはらblog
ここが変だよスターバックス!
from こっそり楽しむラテンオタクの..
焼焼ソバ 黒ナベ@南池袋..
from ラー部通信

池袋関連サイト

~池袋関連リンク~

豊島区タウン



ファン

ブログジャンル

画像一覧