こちら豊島区池袋雑食課

「読書」という自己アピール

ドア近くによっかかって文庫を読むのが通勤時の日課なんだが、こないだ有楽町線でドアが2秒間ほど走行中に開いちゃったんだってねぇ。読書のみならず人生まで没入しかねない事件だ。
今更俺が言うまでも無く、面白い本ってのは本当にアッというまに時間を忘れる。
緩慢な通勤時間を有効に活用できていいのだが、
いつもの駅で降りるつもりが、顔を挙げたら2~3駅飛んでたなんてのもしょっちゅう。これが困る。

こないだの田宮模型の本も面白かったし、パラダイス山本の盆栽の本もしょうもなくて良かった。今ごろになって新宿鮫シリーズ(100円だった割に状態が良かった)も読み出したり。
 で、この間文庫版出た石田衣良の「赤と黒」を再読。思うに、この人は何だかこうサラッとしたお話が多いな。空虚で無力な優しい若者が何かを取り戻す、少し悲しい、でも少し暖かいみたいな。だから、全くの架空の舞台を書こうとすると話が奇麗過ぎてこそばゆく、少し手にとりづらい。
 例の「ウエストゲートパーク」はデビュー作だったらしいが、何のかんのでやっぱりあれが一番面白いシリーズだと思う。多分に池袋くらいのアクの強さがないと、文章タッチがサラサラすぎて掴み所が無いのではなかろうか。"借金取りに追われる賭博中毒のチンピラ"を書いても、読んでるうちになんだかジュブナイルテイストに見えてくるというのは、良くも悪くも石田氏にしか書けない味だが。

 ところで、何を読んでるっていう話は軽い自己表明であるように思う。「そのように、私を見て欲しい」っていうような部分は大なり小なりあるだろうし、そのような意味で読書遍歴を語る人間もまた多い。特に女性作家の名前がよく挙がる気がする。
「田口ランディ、山田詠美、林真理子」はこう、なんつうか酒とフリーセックス、アンニュイなアタシ?みたいなポジショニングで、「江國香織、村上由佳」だとひと昔前なら長袖セーターを親指あたりまで伸ばして着てそう、王様のブランチはバカにしつつもついつい見ちゃう、で好きな音楽はCoccoとかエンヤならいう事なし。数年前ならセリーヌ・ディオン。
「宮部みゆき、桐野夏生」となってくると結構知的だが、むっつりスケベ。何だかんだ言ってゴシップ好き。ラッキーアイテムは昼下がりの団地。何の占いか。下手すると辻仁成も好きかも。
俺としては、
「北方謙三と落合信彦、あぁあと柘植久慶もいいかな」なんてマッチョに出会ってみたいそんな地下鉄の夏。そんな俺の今欲しい本は永井一郎の「朗読のヒント」。
[PR]



by gesotoku | 2005-08-18 12:27 | 雑談・愚痴

池袋界隈を裏からうろつきまわるブログ。雑談も多め。
by gesotoku
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

検索

最新のトラックバック

幻のらーめんを求めて!?
from いはらblog
ここが変だよスターバックス!
from こっそり楽しむラテンオタクの..
焼焼ソバ 黒ナベ@南池袋..
from ラー部通信

池袋関連サイト

~池袋関連リンク~

豊島区タウン



ファン

ブログジャンル

画像一覧