こちら豊島区池袋雑食課

気まぐれに江戸川乱歩を始めてみる

ホーネホネロック!(ホーネホネロック)
ホーネホネロック!(ホーネホネロック)
ホネホネー Ah ホネロック

 気だるい昼下がりを鞭打つ地獄の雄たけび、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。DJげそです。

 読書の秋ということで、普段なかなか手に取らないであろう本をちょっと読んでみようかと思って、サンシャインシティ2階の新栄堂書店にいったみた。ここのありがたいのは、文庫が書店別ではなくひたすらにジャンル別・作家50音順で並んでいること。古本屋スタイルとでもいうべきか。

 大体世の中の人間は、「どこの書店から出ているか」よりかは「作者は誰か」で文庫を手に取るもんだから、これは至極当然の摂理である筈なのだ。無論、新書新刊の類はジャンルごとにブースがあって平積みになっているから、その点は抜かりない。無論岩波文庫であるとかちくま学芸文庫であるとか中公新書であるとかはキチッとひとどころに収まっている。要するに角川書店、集英社、小学館、講談社、有象無象のアレコレ文庫は皆いっしょくたでええやんか、というポリシーであるわけだな。

 まぁ一方で、
「角川スニーカー文庫か富士見ファンタジア文庫しか読みません!だってイラストがかっこいいから!!!」
みたいな事をギギギッとキモに銘じている人も、中にはちょっとはいるかもしれないが。で、片っ端からグルッと回った結果、さて池波正太郎と大沢在昌とどっちにしようかなぁなどと考えていると、不意にビシッと異彩を放つ白の背表紙が目に止まった。

 光文社の「江戸川乱歩全集」だった。そういえば俺が小学校の頃、少年探偵シリーズが図書室で一大ブームを巻き起こしてた事があったようだった。コミックを回し読むようにして、みな取り合って一心不乱に読みふけっていたよう、だった。挙句、授業の課題で出された読書感想文が皆が皆してこれかモーリス・ルブランばかりという、壮絶な快挙を成し遂げた、ようであるらしかった。
 どうもさっきから語尾の抜けが気持ちよくないのは、当時俺はまるでミステリ読書をしなかったからで、かつ「流行っているらしいけど、あんまりねぇ」とヒネクレ者のアマノジャクを決め込んで「やっぱこれだよな」と一人アシモフを読むという背伸びしたガキであったわけだ。今にして思えばなんとまぁ感想文の書きにくい本であったことか。

 で、この目に止まった江戸川乱歩全集を、ちょっと読んでみようかなという気になった。ただ、全三十巻のようだが所々に抜けがある。特に第一巻が無いのが残念だった。まぁ歴史大河ものを読むのじゃ有るまいし、どこから読んでも支障なかろうと「黒蜥蜴」を手にとってレジへ持ち込みざま、一応試みに聞いてみることにした。

「あのう、第一集が見当たらないようなんですが…」
「アッ、光文社の全集ですよねェ!?」
店員の顔がパッと輝くのが分かった。この人は乱歩好きなのだろうか。
「あぁはい、あればいいかなと思いまして…」
「えぇえぇ、あれは装丁がイイんですよねぇ。わかりますよぉ~!」
「あ、いや、何となく見つけただけでして」
「ゴメンなさいねぇ~。やっぱりちょっと切らしているみたいなんですよぉ~、いやぁ~申し訳ない」
「あ、別にこだわっていませんので…これだけ下さい」
「おッ、『黒蜥蜴』を選ぶなんてシブイですねぇ~」
「あ、いや、そういうわけでは…」

……我ながら何がどういうわけなのか全く分からないが、第一集が無い事の申し訳なさと江戸川乱歩読みを見つけた歓喜とを店員に恭しくまくし立てられて、俺はなんだか少しだけ申し訳ないような気分になった。
店員さん、乗り遅れたミーハーチョイスにすぎなかったのだよ。あれは。
というわけで、いつもよりちょっぴり熱心な面持ちで読み始めているのだった。
[PR]



by gesotoku | 2005-11-11 11:45 | 雑談・愚痴

池袋界隈を裏からうろつきまわるブログ。雑談も多め。
by gesotoku
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

検索

最新のトラックバック

幻のらーめんを求めて!?
from いはらblog
ここが変だよスターバックス!
from こっそり楽しむラテンオタクの..
焼焼ソバ 黒ナベ@南池袋..
from ラー部通信

池袋関連サイト

~池袋関連リンク~

豊島区タウン



ファン

ブログジャンル

画像一覧