こちら豊島区池袋雑食課

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池袋西口・麺匠たいぞう

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写真は塩ラーメン。写真を撮るのを一瞬忘れてたので、ちょっと盛り付けが乱れている。
ごめんなさい。

で、鶏がベースらしいんだが、ズッとすすると結構ボディがある。
鶏というとスッキリ透明スープをいつも想像してしまうので、結構意外。
相当濃厚に煮出しているみたい。

チャーシューは美味い。とても柔らかく、箸でもほっこりほぐれる。
味も染みててとっても美味しくいただけた。

麺は大勝軒系、中太ストレートのもちもち麺。
最近よく見るけど、この系統が流行りつつあるんかな。

ちょっと思ったのは、塩ラーメンゆえか味が少々一本調子かな、とも思う。

最初の一口で口の中一杯に鶏のマイルドさと魚介の香りがブアーッと広がるのだが、
食べていくうちに段々全体像がスポイルされて、いまひとつ刺激が少なくなってしまう。
例えば、何かピーンとした薬味的なものだとがクセの強い何かが入っているとまた印象が違う気がする。
特に備え付けでもあるのかなと思って卓を見てみたのだが、あるものといえばコショウくらいなものだった。その辺はちょっと物足りない。

全体的には旨いとは思う。あんまり混んでないしね。

参考URL
http://www.toshimaku-town.com/bin/do/shop.php?id=21
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by gesotoku | 2004-11-26 12:03 | 池袋ラーメン戦記

「憂える」=「うれしい」!?

「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ… 「留学生以下」お寒い大学生

今でもあちこちで「フインキ」とか「てゆうか」とか書く人間本当多いモンな。
そのときはネットに小学生が増えたんだな、と漠然と思っていたんだが、
実際いい年した大人でも相当誤解しているんだな。がっかり。

ただ、ニュースにもあるとおり、大学が定期的に再学習させた所、
学生の理解度が大幅に伸びたとあるから、ちゃんと教えればグングン身につくわけだな。その辺はやっぱり若い感性というか、柔軟さが伺えてそこは好感が持てる。
つまるところ、国語で一体何を教えてきたのか、って事だな。

まして今はメール言葉というか、ネット上でのタイピングの符丁も混じって
ひどいことになってそうだなぁ。
そのうち曲解に曲解を重ねて「○×超LOVEw」のwまで発声する奴が出そうな勢い。
wはともかくvvvとか本当に今にもやってそうだもの。マセた小3女子あたり。
「なんとかクン、ちょうらぶ、ぶいぶいぶい」とかさ。はぁぁ。
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by gesotoku | 2004-11-24 10:24 | 雑談・愚痴

いい子入ったんですヨ

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池袋東口某路地にて。
誤解の無いように言って置くが、これは或るパチンコ屋の看板である。

パチンコ屋のサービスの一環として「改装」てのは分かる。
でだ、「新人続々入店」って何か顧客サイドに寄与するもんなんだろか。
キャバクラじゃあるまいしなあ、ある意味居心地悪い店みたいに思われないんかな。

「大量増員で万全のサービス!」とかの方がいいんじゃないかねぇ。
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by gesotoku | 2004-11-16 19:32 | 雑談・愚痴

「お聞き苦しい点」

朝起きて何をするかと言えば、まずテレビをつけている。
なんとなくテレビの音が鳴っていると、
「ただいま朝真っ最中ですぜ~! 会社行かなアカンでぇ~!!!」
という事が実感できるので、特に内容を見るでもなく、只々そうしている。

と、ここまで書いたが、別に日々の生活・ヒトコマ発表会とかそういう事を言いたいのではない。

ちなみに、おれはフジテレビのめざましテレビを見ているのだが、
ある日の放送で、全国でも人気の女性アナウンサーがパッと神妙な顔になった。
いつもソフトトーン、ほがらかムードで進んでいる番組なのでそのギャップにたまたま目が入ったわけだが、続けざま彼女は居を直してこう言った。

「先程のお知らせですが、チカちゃんが行ったのは○×幼稚園ではなく、○△幼稚園の誤りでした。誠に失礼致しました」

確かに"チカちゃん"と言った。
勿論"チカちゃん"が固有名詞なのではなく、タカギチカコという本名・かつ公式の呼称が立派に存在する。番組の「お天気お姉さん」である。
で、こういう場合「チカちゃん」と呼んで良いのだろうか。むしろこっちの方が「お聞き苦しい点がございました事を深くお詫び申し上げます」な点なんじゃぁないか。

「社長はいらっしゃいますか?」と電話を受けて、
「社長さんはァ、いまいらっしゃいません」と言うのと同じ延長線上にあると思われる。
これが例えば、旧ニュースステーションの久米宏とかだと、紹介の時はあくまで呼び捨て、呼びかける際だけ「さん」付けで呼んでいたわけで、それが基本的には妥当な姿勢だと思っていた。
(氏の場合は単に報道風を吹かせているだけかもしれんが)

また、とある人に話を向けてみた所、
「画面上にまで会社関係を持ち出す事は無い。身内なので敬称をつけないという意識だろうが、公の場に職場を持ち込んでいる風に見えてしまうのも、それはそれでイヤらしいんじゃないか?」
だそうな。なるほど、それもそれで納得できるなぁ。

朝でぼやけてる最中にこんな事を考えるのも無粋なのだが、
あの神妙な表情と「チカちゃん」というフレーズが全く似合わなかった違和感だけは、今この場ではっきり表明しておきたかった。
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by gesotoku | 2004-11-16 18:31 | グルメ

トゲ?(その3)

前回の経緯

その1

その2

「横になっておきましょうか」

革張りの、粗末なソファというか台みたいな所に横になって、転がるようにして天を仰ぐ。どうにも具合が悪い。

実際、貧血というのは実は初めての体験だった。

これが貧血というやつか。じゃあよく全校集会とかで倒れてた体の弱い子とかは、いつもこんな思いをしてたのか。俺こんなの二度もなりたくないよ。こんなのを何度も経験しているなんて、体の弱い子ってのはタフだなあ。

もう気持ちが悪くて頭がぐらんぐらんして、とにかくまともに理性が働かない。
「そんなんアリエネーだろオイー」
「ヌオー、麻酔とかするだろフツー」
ってなガラの悪いガキじみた単語をぶつぶつつぶやく。
聞こえたりしたらそれはそれで困るので、壁に向かってちっさくちっさく吠えていた。見事にチンケな負け犬だ。
人間こんな時は品性が出る。もっと余裕もたなきゃダメだな。理想としては草刈正雄あたりを希望しているが。

医者は意識朦朧とした俺の様子をうかがいつつ、
「じゃあしょうがないんで、取り合えず麻酔うっときますか」と一言。おい、結局麻酔やるんか。
今までケチってた理由が全くわからない。一発ン万円とかかかるわけじゃなしに。

てなわけで、ぷっすり注射を打ってもらった。指の付け根、その手の甲と平の面にそれぞれ2本。

しかし、針を抜いたか否かというところで、もう例の注射針バイスできりきりやろうとするので俺はひっくり返りそうになった。
「わー! まだっ! まだ痛いですからっ」
とさすがに必死で懇願。もうこっちもなんだかわけ判らなくなってるし、いい加減見境とか言ってられない。医者コントまるだし。

「じゃぁ、麻酔が効くまでもうしばらく待ちましょうか」
それからしばらく、長く静かな沈黙が流れた。
夜も差し迫ってきた診察室の一角。こんな状況はなかなか困る。
(まったく、一体何やってんだか)というような怒りが沸沸と湧き上がった。誰に対しての怒りかはよく判らんが。

勿論、沈黙に慣れてない訳じゃない。例えばこれが床屋やタクシーだったら「いやぁ、今年の巨人はダメだねぇ…」とか「紅白の組み合わせ、決まったんだって?」くらいの事を言っていれば、まぁそれなりに間が持つもんだ。

ただ、こんな場面ではなかなかそうはいかない。

「あんたそれどころじゃないだろ」と言われればそこで終わり。詰みである。
このような場面に対しては、おれはあまりに経験が乏しい。積みたくも無い経験だが。

ややもあって、なんだか指がはれぼったい感じがしてきた。
いよいよ感覚がなくなったところで、処置が再開する。医者はさっきの注射針バイスと、ピンセットを取り出して何かやり始めた。さすがに今度は痛くない。

きりきりきり

ごりっ ごりっ

(うわぁ…)

痛いのは勿論耐えられないが、感覚が無い所へ自由自在にやられるのも、それはそれで気味が悪い。

きりきりきり

どうにもピンセットでつまめないのか、針先でカリカリ引っかいてこそぎ落とそうとしているらしい。

ごりごりごり…ぎりぎりッ、ぎりッ

しばらくの後、医者が手を止めてこちらへ向き直った。

「…うーん、とりあえず削り取ってみましたが、トゲらしいトゲは見当たりませんでしたねぇ」

え。

「まぁ、爪に穴あける時に削れてしまった事も考えられます」

…気のせいだったのか? いや、それだと朝触った時の激痛が説明できない。やはりもう削れてしまったのかもしれん。
そういえばと、ふと思い出した。こういうのは化膿すると大変だ、と病院行く前に周りに何度も言われていたのだが、そういう部分は大丈夫なのだろうかと思った。

「あのう、薬とか、消毒とかはとくにないんですか?」

「特に薬は要らない、と思います。一応消毒だけしときますんで、とりあえずまた痛くなるようでしたらまた来て下さい」

そう言い残すと医者はさっさと後片付けをしだした。

まだ話がつづくのだろう、と思っていたのだが、

「あ、もういいんですけど」

件の看護婦が俺の顔を一瞥して、無表情に言い放った。さっさと帰れといわんばかりの声音だ。

で、俺が帰ろうとすると、医者が俺の手元が汚れているのに気が付いて、
「消毒してあげて」と看護婦に促した。ほんで、なんか濡れたんだか濡れてないんだが判らんガーゼで拭って貰った。消毒用チンキの黄ばみは完全には取れなかったが、こういうものなのか?

と思っていたのだが、看護婦はそのままスイッと奥へ引き下がっていってしまったので、これで俺への処置は完全に終わったのだと判った。なんだかなぁ。

オマエはこれからハナキンか何かで、銀座あたりでコンパか何かやらかすのか知らんが、まずは目の前のケガ一本だろが。きっちりやってかんか。
コイツはあれだ、自分の気分を滲ませすぎだ。フォークダンスで嫌いな男子とカチ合った時に手では無くて裾を指でつまんでいたか、ポーズだけで触れないクチか。

何言ってるんだ俺。麻酔が脳髄にも少し流れてきてるかもしれん。
気分を切り替え、衣服をまとって一階へ降りる。会計してもらう。ちなみに初診千百八十円也。

さんざん指の麻酔をもったいぶるから一体何かと思っていたので、実際拍子抜けした。
なんでぇ、安いもんじゃねぇか。バカヤロウ、麻酔くらいでケチケチすんじゃねぇやい、と足立区梅島の土建屋的な愚痴を内心こぼしたが、財布を開けてビックリ。

札入れが空っぽだった。そういえばあわてるあまりお金をすっかり忘れていた。

「どうしました?」

事務員の事務的な笑顔が刺さる。

「えーと、どうしたっけかな~…へへっ」

なんてことを言いながらごそごそ探るが、いくら覗いたって俺の札入れは一つしかない。いくらのぞきこんでも、ドクターコパ御大の風水シールしか見えない。

「スイマセン、忘れてしまいました。しょうがないからコンビニで、ちょっくら下ろしてきますんで。へへっ、申し訳ない」

健康運どこか、金運まで最悪だ。あわててコンビニのATMへ駆け込んだが、右手がすっかりマヒしている為暗証番号は間違えるわ、お金を取り出すのに気を払うあまり、異様に挙動不審な動作になるわで大変だった。

ちなみに今指は痛くない。多分これでよかったんだろう、とは思う。
しかし、実質以上に色んなキズを負った週末の一日だった。
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by gesotoku | 2004-11-16 16:39 | 雑談・愚痴

ネットでの「失言」について。

「募金パーク」の管理人代理って何様さ。

例の新潟の震災について、インターネット上でも色々なボランティア運動が巻き起こっているようだ。

で、クリック式広告(なのかな?)のシステムを応用して、
「1クリックで1円の募金が出来ます」というふれこみで募金を集めている「募金パーク」ってサイトがある。

で、そこの管理人は海外活動などで不在がちな為、サイト運営を一部代理人に任せている。で、その代理人のサイトってのが色々ボランティアや被災者に対しての「失言」がちょこちょこあるらしく、参加者にも不信感が募っているとの事。

どうかねえ、こういうの。まぁさ、失言ってのは有ると思うよ。
ええ、そりゃぁもう。オレなんか、もうしょっちゅう失言だらけの舌禍人間だからね。

ある日の昼休み、出向先の社員がちょっと晴海までランチを食べにタクシーで出かける、という話を聞いた時なんだが、

「今日は奮発するんですね」

と言えばよかったものを、そのとき何故か、

「お金、お持ちなんですねぇ」

と言ってしまった事がある。
アハハ、ばかにしてんのか、って笑いとばされてその話はそこで終わったけど、
よくよく考えてみるとアホな言葉を言ったものだナァと。でも普通はそこで終わりだよね。

「知人」との「何気ない場面」での「リアルタイムな会話」の中で
出てきた失言というのはよくある。自己弁護ではなくて、一般論の話ね。
言ってしまったものはしゃぁない、というレベルだな。

でだ。例の募金サイトの場合、その場面における使うべき用語の選択が的確でなかった。
「クリックした人は実際には全くお金を出していない」
とか言っちゃうのは、さすがにどうかねぇと思った。勿論悪気は無いんだろうけど、その表現はまずかろうと。

それ自体は、まぁ深刻という程のモンじゃない。一番問題はその後の対応だろう。

例えば、失言を起こして取り上げられがちな職種、例えば教員とか政治家かな。そんな連中にしたって、
「そのような意味・文脈で言ったのではなかったがウンヌン、そのように受け止めてしまう恐れがあったとすれば甚だ遺憾でゴニョゴニョ」
位の事は言える。

それで普通は片がつく。色々多少のノイズや追求はあるだろうが、通常はそのままフェードアウトするものだ。
で、例の代理人のサイトもいくつか不信感やら疑問からいくつかコメントで質問が上がっていて、
"意見コメントを消去したり、その上都合の悪い文面をコッソリ改訂したりしているというのは問題ありはしないか"
というようなコメントが上げられていたのだけれども、

「私に対するあてこすりだ」
「ご立派な意見をお持ちなのに何故メールで意見をよこさないのか」(この場合ご立派なんて使ったら逆効果しかなかろうものだが)
「2ch等で騒がれたら困るから」
などなど、という事でコメントを全消去して、受付も拒否してしまったそうで。

さらに代理人が例の「新幹線脱線事故・死亡者ゼロ」に触れての、
「奇跡は頑張らない人間には起こらない」を引き合いに出し、それに対して、
「事件や災害などを対象にしたボランティアサイトで使うべきじゃないのでは?(被害者は頑張らなかったから助からなかったのか、と誤解される恐れがあるのではないか)」
という疑念を投ずるトラックバックもあったのだが、

<<二日前の記事に、トラックバックされてますけど、放置してます・・・いくらなんでもお馬鹿すぎるんで。
まともな人が見たら、わかるよね?
向こうに何か言ったりしないでくださいね。>>(原文ママ)

と、にべもない。「お馬鹿」呼ばわりだし。
つまり早い話が、責務を怠って、耳を塞いでしまった。

「そんことは知らん! いわれの無い誹謗中傷だ!」
みたいな反応も政治家とかにはよくあるよな。代理人が、はっきりそう言った訳ではないけど、質問されるや急遽コメント拒否なんて事をしたら、やっぱり受け取り方が違うと思うんだ。

しかも、政治家の場合は逆切れもさることながら、ある種の覚悟や吹っ切れがあっての事だったりもするんだが、この場合はどうなんだろう。
だって募金、これからも続けていかないといけないんでしょ?しかも自分だけが運営しているわけじゃないわけだしさ。

プロ野球がストライキした時に「たがか選手の分際で」と怒鳴りつけた老人と同じレベル。

ようするに、素人一人に手綱を握らせていると怖いって事だな。
何が一番怖いって、その素人は馬に乗れる気マンマンでいるって事。
引きずられて町じゅうさらし者、なんて事にならなければいいが。
カギのかけかた、電話の出方も判らない子供に留守番させたら駄目だろう。

人間、「良い事をやっている!」とか「正義の側に居る!」とか思い込んじゃうとどこまでも思考停止してしまいがちだからな。
考えろ、考えろ。ケツを拭いてもらえるのは子供のうちだけだ。
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by gesotoku | 2004-11-12 16:36 | 雑談・愚痴

トゲ?(その2)

前回の経緯・まずはこちらからお読みください

(つづき)
とりあえず病院にいこうと決めたまではよいが、俺も得体の知れない状況には
ぐいぐい弱気になれるもので、

「もし途中で折れたトゲだったとしたら、俺は何かの拍子(洗い物とか、風呂掃除だとか)でいつのまにか、結構な長さのトゲが今まで刺さってたって事でグェー」

「もしトゲが自然発生的な物体で、このまま俺の養分すって大きくなって
爪とか突き破ったらキァー」

とかなんとか、とりあえず色々恐ろしげな妄想が頭を駆け巡ったが
詮方なし。取りあえず回りに聞いてみる事にした。

オレのいる出向先には診療所があるらしい。会社の人に電話してもらった。そして一言、
「出向の人はだめみたい…」
なんと融通の訊かないことか。

しょうがないってんで、ネットで検索。調べた結果、駅前に大学病院が一軒ある事を突き止め、夕方の診療受付に合わせ、若干の早退をした。

夕方の診療は人が居なくて暇なのか、看護婦もコントみたいにダラダラしていた。
俺が受付で「あ、これは整形外科ですね」と言われた時、プッと吹き出していた女だ。
その笑いの意味はよく判らんが、俺の気分はちょっと悪くなった。

しばしして奥へ通されると、医者は意外と若かった。大学病院・夜間の診療という事を考えれば、インターンかな? ちょっと頼りなげな感じの優男。

そしてかくかくしかじかと病状(?)を説明する、まぁすんなり納得できない様子で
しきりに指を観察しはじめる。

そんなこんながあって、やがてちょっと高級な林檎を包むような、ネット状の包装紙が用意された。
「ここに手、おいて」
どうもガーゼだったらしい。しかし、デスクに無造作に置かれたガーゼに果たしてどんな意味があるのか。

金工細工、もしくはプラモデルなどで使うバイスをご存知だろうか。あの、ドリル状になっていて、キリキリ回すことで小さい穴をあける工具である。
医者がおれの手を抱え込むようにつかむ。
そして、かなり太目(遠目にも穴が空いている事がはっきり確認できる)の注射針のようなモノをを取り出したかと思うや、それをバイスよろしく俺の爪につきたてるではないか。

「!?」

きりきりきり

「イタっ!」

医者は、「あれぇ」といった表情を浮かべて、さすがに動作を一瞬止めた。
が、床屋が耳を挿んじゃった程度の反応で、すぐ何事もなくきりきりを再開した。

きりきりきり

「…うごぇっ」

かすかな怒りを押さえて(やっぱし先生だからさ)、おれは静かに恐る恐る尋ねた。
「こ、これはいったい何をする物なんですかね」

「爪にね、穴をあけるんです」

きりきりきり

僅かな一点から強烈な痛みがほとばしる。脂汗が浮かぶ俺を見てか、医者はボソッと話しかけてきた。

「ドアに手を挿めた子供とか、血豆ができて爪が浮いてしまってる場合にやるんですけどね。薄く穴をあけるだけなんで普通は痛くないんですけどねぇ」

俺はドアに手を挿んだ子供でもないし、爪の下に豆が出来てしまったわけでもない。
普通は、ということだからおれはきっと普通じゃないんだ。ぶつぶつ。

「ちょっと我慢しててねー」

ちょっと我慢すればいいそうだ。ちょっとってどれくらいだ?時間か?痛みの度合いか?ちょっとを我慢することでトゲは取れるのか?もうトゲはいいからこの痛みなんとかならんのか。そもそもなんだって週末の夜に俺はこんなところでうつむいて踏ん張って悩み果てねばならんのか。ウーンウーン。

「あれえ」

スーッと音を立てるように血の気が引いていく、脂汗がえらく冷たく感じる。
なんだか吐き気がしてたまらない。あれ、あれ、なんだこれ。
とウンウンいってる間に脇から看護婦がニュッとでてきてシュッと血圧を測りだす。

「あー、貧血ですね。」

どうも痛みのあまり、貧血を起こしたらしい。案外だらしないな、俺。
しかし、なんだって爪イッコでこんな事に…。

(つづく)
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by gesotoku | 2004-11-11 17:28

トゲ?

ちょっと痛い話だとか、生理的にこの手の話が苦手な人はちょっとだけ
覚悟してそのつもりで読んでいただきたい。まぁ、実際大した事ではなかった、と思うんだが。

***

「うがっ」
週末のある朝、急に右手全体をビリッと激痛が走った。
見てみると、俺の指先がとても妙な事になっていた。
人差し指の爪、その先から4~5ミリくらいの位置に、
うっすらと黒い筋、そう木っ端クズか何かの「トゲ」のような物が見える。

触ってみるとやはり、その箇所からチクッとした痛みがする。やっぱりトゲっぽい。

さて困った。まず一番最初に困った事は、「えーっと…、これは一体なんなの」っていう事だ。
つまり、今、自分の身に起こった事実と、それをなんなのかを正確に把握・分析出来ていない自分に困ってしまった。

しかし、これは実に意味不明だ。いつからこうなっていたんだ。

指にトゲが刺さる事はよくあるが、爪の真下にトゲが刺さっているなんてことがあるのだろうか。
爪の上から(これも痛い話だが)刺さっているわけでもない。
爪の間に長めのトゲが刺さって、途中で折れてしまった結果としてそこに残っている、と行った形跡も無い。
特に指先には外傷みたいなものは何も無く、もう堂々とそこにある、という感じなのである。


ミスターマリックがよく500円を手に通したり、どっかのマジシャンが風船の中にトランプを通す手品があるが、あんな感じで「不自然な形で埋め込まれてしまった」感じなのだ。
また、もう一つ重大な事にも気がついた。

「…これ、何科にいけばいいんだろう?」
(つづく)
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by gesotoku | 2004-11-10 13:10 | 雑談・愚痴

自作ラーメン・麺打ち初挑戦

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【麺】強力粉300グラム、薄力粉100グラム、鶏卵2個をまぜあわせ、
コブシで押すように粉をまとめて形をつくる。
ややつやがでてきたらポリ袋に入れて足で踏む事しばし。
常温で二時間寝かせた後、パスタマシンでキコキコ引いて打ち粉をする。
太麺なのでゆで時間は長めに取った。

【スープ】今回は豚骨オンリー。ゲンコツの部位を骨髄を穿り出して
隅々まで抽出。フタを閉めきってぐつぐつ炊き出して、独特のニオイを閉じ込める。
昼から炊き出して5~6時間経過したものを使用。

【具】
チャーシュー、ノリ、煮卵。
チャーシューは醤油150cc、砂糖大さじ1、水1リットル、塩大さじ2杯で肩ロースを2時間煮て、
冷ましてから冷蔵庫で2時間寝かせたもの。煮汁はそのままタレに使う。
煮卵は前回の残りもの。

【タレ】
基本はギリシャ岩塩とチャーシューの煮汁。
全体をまとめるために市販のガラスープをちょっとだけ入れると味がまとまる。

感想… 麺にかん水を打たずに卵麺で作ってみた。強力粉のグルテンが出て、
かなりコシのある歯ごたえになったが、豚骨オンリーのスープとはあまり相性が良く無い気がする。醤油+鶏ガラがよさそう??

麺打ちは結構カンタンで面白いので今後もバンバンやってみたい。
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by gesotoku | 2004-11-03 22:12 | 自作ラーメン

イラク邦人人質の死を悼んで

実に無念な事ながら、イラクの邦人人質が殺害されてしまった。口惜しい事、この上無い。

あの若者の行為にはさんざん文句をたれたけれども、それと今回の結果は関係が無い。
テロリズムの卑劣な手段によって、どれほどの蛮行が行われたかと思うと肌が泡立つ。
行き先のハッキリした憎悪と、行き場の無いやり切れなさとで、今は胸が一杯だ。

よく、戦争とテロと何が違うのか。という意見がある。人殺しに違いは無いじゃないかと。
それは、そうだな。どっちも最低な事には違いない。最悪な行為なのは認める。
ただ、「当事者以外の人民を拘束して歩み寄りも何も無く一方的に要求を突きつける」
事は一般には政治交渉とは言わない。そんなものは、ただの無法だ。
何もアナウンスも無しに、容赦なく民間人の首を生きながらに解体する。
そんな蛮行が国家間の政治にあって良い訳が無い。
人倫を踏み外したやり方は、やはり「テロリズム」と呼称するのが相応しい。
政治紛争・戦争への怒りとは別の、人間としての怒りが働くのだ。

今回、あまりに短期間で事態が決着してしまったので、世論の巻き起こる暇も無かった。これは良い事なのか悪い事なのか。今ちょっと判らないでいる。

メディアの前には情報は優先順位があり、それには例外は無いという事も今回で判った事だ。
いや、そんな事は当たり前の常識だったのだけど、常識過ぎて今まで特別な意識が
持って無かったというのが正しい。今回はかなり震災に持ってかれた印象だ。

プロ市民やらどこぞのNGOやらが「これを見たら彼の解放の為に100人にメールを!」
とかなんとか言って、事態の本質から離れた訳のわからない運動をやらかす、
なんていう状況に陥らなかった事、そういう意味においては「静かな結末」だった。

しかし、だからこそ、深く考える余地があるとも思う。

騒がれているうちに歪んだ「自己責任論」だけが一人歩きして、
「無事帰還」でなんだか勝手に決着した形になって、事態の本質が何も見つめられる事なく終わった、前回の顛末とはまた違う問題があるだろう。

「あんなことがあった、こんなことがあった、あーたいへんだ」では本当に浮かばれない。
そればかりか、ここをスルーしてしまってはまた必ず同様の事件が起こる、
そんな静かな予感。でもほぼ確信に近いのだが。

ここから初めて「自分で考える」と言えるのではないか。
エキセントリックなバカ騒ぎに右往左往してヒステリックに声を荒げさえすれば、
「イラク問題を真剣に取り組んでいる」事になるというわけでは無いわけだしな。
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by gesotoku | 2004-11-01 18:12 | 雑談・愚痴

池袋界隈を裏からうろつきまわるブログ。雑談も多め。
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